お客様との距離の縮め方
お客様との上手なコミュニケーション術
接客において、常に笑顔を絶やさないことを心がけることで、自然にお客様との距離は縮まり空気が和むのを感じることができます。
ただし、ときにはお客様に対して苦手意識があったり、疲労が溜まっていたり、別のことに意識がいっている場合には、どれだけ笑顔で接客したとしても口だけが笑っている作り笑顔になり、相手に不信感や警戒感を与えてしまいかねません。
中には、緊張してしまってお客様と上手にコミュニケーションがとれないという方もおられるかもしれません。
そんな場合には、コミュニケーションの取り方についての対処法を知っておくことが大切です。
まずは、お客様を主体に考えることができているかを見直してみましょう。
どんな風に見られているのだろう、これを伝えてもいいのか、嫌な顔をされたらどうしよう等と、緊張や不安から、自分を主体に物事を考えていませんか。
お客様が求めているオーダーに対して応えることが接客の仕事です。
「自分がお客様ならどう思うか」「どんなことに不安を感じているのか」等、自分に問いかけてみて、全ての答えを用意しておきます。
思考の優先順位を理解し、意識改革をすることで、自然と余裕が生まれ、考え方をシフトすることが可能になります。
距離を縮める話題について
お客様との距離を縮めたくても、上手に会話ができずに悩んでいる人は、聞き上手になるだけでも会話が成り立つということを認識してみましょう。
相手の目を見ながら、相槌を打ったり、同意したりすることで、お客様は安心感と好意を持ってくれます。
忙しさにかまけてお客様の話を聞かなかったり、顔も見ず、話を途中で遮ってしまうと、距離を縮めるどころか二度と来店してもらえない可能性もありますので注意してください。
会話がなかなかはずまないという人は、会話の内容を工夫して、きっかけを作れるようにしておくと良いでしょう。
会話に困った時は、「きどにたてかけし衣食住」を活用し、状況に合わせて話題の内容を考えます。
「き=季節・気候」「ど=道楽・趣味」「に=ニュース」「た=旅」「て=天気」「か=家族」「け=健康」「し=仕事」「衣=衣服」「食=食事」「住=住居」これらの話題は、比較的誰にでも共通する差し障りない話題ですので、何も話すことがないと困ったときに役立つテーマとなります。
少しでも会話が弾むようになれば、距離が縮まっている証拠です。
お客様と信頼関係を築くには
お客様との信頼関係を築く為には、まずは自分から相手を信頼することから始めましょう。
見た目や雰囲気等、第一印象でお客様を判断せず、固定観念を捨てて対応するようにすることがポイントです。
お客様はお店を第一印象で判断しますが、接客で距離を縮める為には、第一印象に囚われないことが大切です。